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第338話 店を出たら、すぐ連絡して

ผู้เขียน: Sunny
last update วันที่เผยแพร่: 2026-08-22 14:21:23

父は、仕事と家族を別のものとして扱っているようで、必要になれば簡単に重ねる。

優との結婚にも、東郷家との共同プロジェクトが関係していた。

私は当時、そのことを知らなかった。

『何か提案されても』

隼人くんが言う。

『一度持ち帰って』

「うん」

『その場で断ってもいいけど、受ける返事だけはしないで』

「分かった」

『本当に?』

「そんなに信用ない?」

『綾香ちゃんを信用してないんじゃない』

すぐに返ってきた。

『周りにいる人たちを信用してない』

その言葉に、胸の奥が少しだけ揺れる。

「でも、郁人先生もいるよ」

あえて名前を出すと、電話の向こうがわずかに静かになった。

『兄貴がいるから大丈夫とは思わない』

「仲が悪いわけじゃないんでしょう」

『悪くないよ』

隼人くんは答える。

『でも、兄貴は家の話を、仕事と同じように考えられる人だから』

先日、クリニックで郁人先生と会った時のことを思い出す。

隼人くんが家の意向をすべて受けるつもりはないと言っても、郁人先生は感情的に反発しなかった。

必要な範囲を判断すればいいと、淡々と返していた。

隼人くんとは、家との距離の取り方が違う。

「隼人くんは、
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